「いい人」に疲れたのなら、カウンセラーにとってまで「いい人」になる必要はない

心理(真理)カードを使って自分の心の中から答えを見つけるカウンセリング

継続してカウンセリングにいらしてくださる方にわたしがよく申し上げるのは、

「カウンセラーにとってまで『いい人』にならないでくださいね」ということです。

 

もちろん、予約を無断キャンセルしたり支払いを踏み倒したり、

あるいは腹いせで悪意に満ちた誹謗中傷を流したりするようなことは論外です。

(ここまでいけばカウンセラーの扱える範疇ではなく、精神科でしょう。)

が、そんな極端なことでなければ、せっかくプロのカウンセラーにきちんとお金を払って依頼するのですから、

相手の期待に応えようなどせず、たとえ不満や非難であれ、

言いたいことはしっかりカウンセラーに伝えていただければと思います。

 

 

1・人間関係のストレスは「いい人」を演じることから始まる

1-1・「謙虚ないい人」ほどストレスを抱えていることが多い

集団の中に入れば誰でも、周りと上手くやっていきたいものです。

 

まあ「上手くやっていく」の内容は人それぞれで、

「抜き出ず遅れず周りと同じくらいでいたい人」、

「周りより抜き出ることで優位に立ちたい人」、

「周りより劣ると見做されることで庇われたい人」など様々でしょう。

が、「和をもって尊しとする」と教えられている日本人にはやはり、

「抜き出ず遅れず周りと同じくらいでいたい人」が多いように感じます。

 

いや、もう少し的確に言うならば、

「本当は一歩抜けているのだけれど、みんなと同じふりをしている謙虚ないい人」と見られたい人が

いちばん多いのではないでしょうか。

ところがこれこそが、人間関係のストレスの一番の原因になるのです。

 

 

1-2・抜きん出たい欲求と「いい人」でいたい間のジレンマ

「何らかの分野で周りから一歩抜きん出たい」、これは人間の自然な欲求です。

人間は自らの存在価値を「役に立つこと」で確認したいものであり、

人の役に立つということは、何らかの能力が人より優れていてこそできるものなのですから。

つまり自分自身は、自分が「他人より優れている」と思えることを求めているのです。

 

ところが、「他人より優れている」と考えることはどうしてもその対極に、

「他人より劣っている」人を置くことになるように思われます。

(人を比べる「物差し」は無数にあり、そう思われるのはただの「錯覚」なのですが‥)

そしてそれは「いい人」のすることではないという認識を、わたしたちの多くは持っています。

 

ここにジレンマが生まれるのです。

 

1-3・定番の策略「わたしなんて‥」

多くの人はここで、自分の自然な欲求を「悪しきもの」として隠そうとします。

が、「悪しきもの」であろうとも、その欲求を消すことはできません。

そこで演出するのが、「本当は一歩抜けているのだけれど、みんなと同じふりをしている謙虚ないい人」です。

 

このような人は、一見とても謙虚な「出来た」人物のようです。

しかし実際は、自分で自分のことを「他人より優れている」と認められないが故に、

他人に自分のことを「優れた人ですね」と言わせたくてたまらなくなるのです。

 

そう、二言目には「わたしなんて‥」「わたしごときが‥」と言う人。

そのような人ほど決して、

相手が「そうですね、あなたはつまらない人ですね」と同意することなど求めていないでしょう。

誰かがあなたにそう言ったとすれば、ほぼ間違いなくその人は、あなたが

「いや、そんなことはありません!あなたは素晴らしい人ですよ」と言ってくれることを期待しているのです。

 

しかしそのような人たちを、ただみっともないと片付けてはなりません。

程度の差はあれ、誰もが一度は使ったことがあるだろう「定番の策略」ですし、

そういう人たちこそ、誰かにそう言ってもらわなければ苦しくてたまらないジレンマを抱えているのですから。

 

 

2・「いい人」を止めてみよう

2-1・もし自分もそうだと思ったなら、まず「いい人」を止められる相手を探そう

はい何を隠そう、以前のわたしもそうでした。

正確には「いい子」「いい人」でいた期間と、

その反動で「悪戯っ子」「困った人」を演じていた期間がありますが。

それもまた「いい人」の裏返しであり、「在るがままの自然体」とは違ってストレスの原因となるものです。

 

ストレスは、「自分が在るがままの自然体」でいられないことから生じるものです。

もっと言えば、「自分を偽っていることに疲れた」状態のことです。

 

 

もし自分がそうだと気づいたなら、まず、「いい人」を演じなくてもいい相手を見つけることです。

 

本来ならば、家族や親友など身近な人がその役を果たすのでしょう。

が、いろいろな原因から、現代は「家族だからこそ」在るがままの自分ではいられないことが多いようです。

簡単に言えば、幼少期から「いい子」でいることを親から強要されたことでそうなるのですが。

 

では身近な人にその役を果たしてもらえそうもない場合、どうしたら良いのでしょうか。

そのためにいるのが、わたしたちプロのカウンセラーなのです。

 

 

2-2・「いい人」を止められる相手がいない時のためにいるのがカウンセラー

カウンセラーは、クライアントさんに何かを「してくれる」わけではありません。

ただクライアントさんが、

「在るがままの自分で他人と良い関係を持てるようになる」ための練習台のようなものです。

わたしたちカウンセラーにできるのは、ただ、

「あなたが『いい人』でなくてもその存在を認めます」という姿勢を崩さないことだけです。

 

実際は「カウンセラー」といっても様々であり、

親身にクライアントさんに寄り添っていろいろ「してくれる」カウンセラーもいます。

 

が、わたしのカウンセリングは以上のように、「寄り添わず、ただそこに居て認めるだけ」です。

 

 

2-3・しかしカウンセラーとの「共依存関係」はお勧めできない

必要を感じれば、一時的に寄り添うことはあります。

が、なるべく早く距離を置こうとします。

その過程で、冷たいと非難されたこともあります。

もしかしたらそれは、わたしの読み違いで離れるタイミングが少し早すぎたからかもしれません。

 

が、遅いよりはむしろちょっと早すぎるくらいが良いとわたしは考えています。

遅いとカウンセラーとクライアントの「共依存関係」になりやすいからです。

クライアントさんは自分を励ましてくれる存在としてのカウンセラーにいつまでも通い続け、

カウンセラーも自分を慕ってくれるクライアントさんの面倒を見続けて手放さない。

(「共依存関係」になりがちなカウンセラー自身も「いい人」なのです。)

まあ、ビジネスとしてはその方が上手なのでしょう。

 

しかしわたしは、カウンセリングは何年も何年も続けるものではないと考えています。

もちろんその人の状態によりけりで、長い期間が必要なケースもありますが、

できるだけ早く不必要になっていただく。

 

極端な話、クライアントさんがカウンセラーに不満を抱いて通わなくなったとしても、

その後の人間関係で「いい人」を必要以上に演じなくなって楽になれたのなら、それで良いのです。

 

 

3・カウンセラーの側の注意点

これはカウンセラーにとっても同じです。

クライアントさんにとって「(都合の)いいカウンセラー」になってはいけません。

 

クライアントさんがカウンセラーにとって「いい人」にならないということは、

自分の要求をきちんと伝えられるようになるということです。

わたしは、「いい人」だったクライアントさんがわたしに「文句」を言ってくるようになったら、

とても良い兆候だとしています。

が、同時に、わたしがその「文句」をすべて容れて要求に応える必要もないと考えています。

 

もしそのクライアントさんが、そこでカウンセリングを止めたとしても、

「いい人」を止めることができたという経験はプラスになるでしょう。

しかしもちろん、もう少しだけ続けてくだされば、その先もあります。

が、それはわたしから強要するものではありません。

そして今のところ、ほとんどの方が「その先」に進まれてから、

ちゃんと「カウンセリング不要」にまでなられています。

 

まあカウンセリングやセラピーに「正解」も「不正解」もないのですが、

わたしはこのように考えています。

 

 

4・まとめ〜とにかく「いい人」にならないこと

クライアントさん!

カウンセラーに対してまで「いい人」である必要はありません。

疑問や不満を感じたら、ちゃんと伝えていいのです。

そして合わないと感じたら、さっさと離れてください。

 

カウンセラーさん!

クライアントさんの要求に全て応える必要はありません。

ただ、全ての要求を認めてあげるだけでいいのです。

そして、場合によっては憎まれることも怖れないこと。

 

一言で言えば、どちらも「(相手にとって都合の)いい人」にならないことです。

カウンセラーはただ「カウンセラー自身」としてそこに在るだけで、

クライアントさんも「クライアントさん自身」としてそこに在るのを認めるだけ。

 

クライアントさんはただ、「自分自身」でありながらも他人と調和するための練習として、

カウンセラーにいろいろ話してください。

 

それが、わたしの考える「カウンセリング」なのです。

 

 

 

※カウンセリングを含むメニュー一覧

https://otoka.jp/サービスメニュー/

 

※【2018年1/20(土)午前】水晶七環演奏会〜贅沢な中国茶付きで極上のひととき

午前10時〜12時  自由が丘「スタジオカムシア」にて ご参加費・5000円

1/20水晶七環演奏会
 

 

※【10/14(土)】自由が丘癒しのフェスタ

10時〜18時  自由が丘「スタジオカムシア」にて

10/14(土)自由が丘癒しのフェスタ(クリスタルボウル・ヨーガ)